トランプ氏、よく言った!

 米国の貿易赤字に対するトランプ氏の各国への制裁関税などの通商政策の提言は、米国に依存してきた各国に世界秩序の在り方を再考させることだろう。日本、中国、欧州などは米国に甘えてきた。これでは、心の主権国家とは言えない。

 これからは、「新枢軸主義」の時代へ入るのである。グローバリズムという名の元、発展途上国の資源を不当価格で搾取する現代の帝国主義にノーを突きつける時が近い。

これからは、世界各地がコミュニティ経済を形成するのだ。米国が自国に向き合うように、日本は東アジア圏を、欧州は新枢軸圏を、中露は社会主義圏をそれぞれ何らかの形で進めることになるのだ。そして、既にどこかではそうした動きが見え隠れしているようだ。それでいいのだ。

 我々は何をすべきか。安倍にノーを突きつければいい。アベノミクスグローバリズムの一つの表れでしょうから。アベノミクスグローバリズムのもとで輸出産業と通貨安をいいことに国民の資産を投資に振り向けるというマネーゲームの卑しい思想を振りまいている。これでは欧米のサル真似に過ぎない。